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高級クラブのママの凄さのお話


<ママの凄さ>

 高級クラブのママ、と言えばみなさんはどんな女性を想像するでしょうか?

 私の働く前の想像は、“美人で和服が似合う女性”というイメージが強かったかなぁ・・・でも中身なんて想像がつきませんよね・笑。というわけで、今回は銀座のママの凄いところについてお話しようと思いました。

 私が働いていた銀座のクラブのママは、正直言って美人とは決していえない女性でした^^;ちょっとぽっちゃりしていて、スタイルも決していいとは言えない感じです。

 それでもママが務まるのにはちゃんとした理由があります。和服がとてもよく似合っていてセンス、着こなしは一流。品やマナーも一流で、何よりも会話が一流です。

 ママと一緒に話をしているだけで華があって楽しく落ち着いて会話ができる、そんな雰囲気を持ち合わせていました。

 そんなママにまつわるお話です。ある日、私は六本木で働いていたお客様と銀座のお店に同伴することになりました。そのお客様は某コンビニエンスストアにパンを出されている会社の社長さんでした。もちろんママは、そのお客様とお会いしたことがありませんのでお店に入ってから私がママに紹介しました。

 するとママは、「私は○○っていうパンが大好きでね。よく買って食べるのよ!」と、いきなりお客様の一番好きなパンをズバリ!!しかも、具体的なパンの正式名称もズバリです。

 そして、こういうところが好きとか、そのパンがいつ頃品質改良されているかまでズバリ当てているんです。ここまでならできるホステスはたまにいると思います。が、やっぱりママは一味違いました。

 さらにびっくりしたのは次の会話です。「あそこのコンビニのパンは、AM1時とPM13時とPM18時に届けられているでしょ?だから私は、一番美味しいの食べたくって深夜1時くらいによく行くのよ。」と、ママはニコニコしながら嬉しそうに話していました。

 ここまで言われるとさすがに私のお客様もびっくりですよね!パンの正式名称や、品質改良の時期、いつ出荷しているかまでわかる人はそうそういません。初対面でこんなことを言われたらママが魅力的に見えないはずがありませんよね。

 すごい!としかいいようがない出来事でした。銀座のママには教わることが本当に多かったですね。私は、今でもママを尊敬しています。






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